明日も精神科医

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Posted by kobayashi_kei on

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新しい技

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最低でも年に2回、夏と年末ごろに歯医者に行くことを心がけています。

虫歯はほとんどないため、だいたい検診を受けて歯石をガリガリと取ってもらったり謎の風を吹き付けられたりして終わるのですが、毎回最後に歯磨きについての指導を受けます。たいてい違う歯科衛生士さんから教わるため微妙に指導の仕方が異なっており、教わるたびに「こんな歯の磨き方もあるのか」と関心させられます。

教えてもらったその日からがんばって意識して歯磨きを続けるのですが、結局半年後には同じように歯石が溜まってしまい、またゴリゴリと削られます。いつか「なんて素晴らしい歯の磨き方!これ歯石なんて取る必要ないですよ!一体なにしに来たんですか!?」と言われるのが夢なのですが、なかなか実現しません。
そもそもそのような完璧な歯の磨き方はこの世に存在しないのか、それとも実はプロは知っているけど商売の都合上伝授してもらえないのか。悩みは尽きないまま、今日も教わった方法で歯を磨き続けています。


物心ついた頃からほぼ毎日、何千、何万回としている歯磨きという行為ですら、いまだにその方法は極められておらず、教わるたびに新たな発見があります。
部活や習い事などで「とにかく繰り返し練習すれば上手くなる」と教えられてきましたが、これだけ繰り返しやっている歯磨きですらたいして上手くなっている実感はなく、上達が結果に反映されている気もしません。

おそらく繰り返し行うことで上手くなっていく時期というのはすぐに頭打ちとなり、そこから先はのびしろの少ない単なる”繰り返し”の時期に突入するのでしょう。そこをゴールと位置づけ、単純な繰り返しに甘んじてしまうと、その時点で成長は止まってしまいます。
一方で頭打ちになった天井を突き抜けてさらなる高みを目指すのであれば、創意工夫と膨大なエネルギーが必要であり、その意志を貫き通した者だけが、究極へとたどり着くことができるのです。


あらゆる行為には道があり、道を極めるための技があります。学問やスポーツ、芸術だけでなく、人との会話や遊び、ファッション、食事、料理、掃除、洗濯、入浴、排泄、歩き方に至る、どんな些末な事柄であれ”より良い方法”と”より悪い方法”が存在し、完璧にたどり着いていないのであれば、そこには改善と研鑽の余地があるはずです。

生きる時間が長くなり経験が積み重なることで"慣れ"と"飽き"が内側から蝕み始め、「自分はもうこんなもんでいいか」と思うようになったとき、それは”老い”へと変化します。
どこかで歩みを止め、老いて行くのもまた一興ですが、やはり年を重ねてもなお自らの道を追求し続ける人物の方がかっこよく、魅力的です。
歯磨きすらまともにできていない自分ですから、あらゆる事柄にまだまだ研鑽の余地があります。考え、学び、ときに教わり、練習を繰り返すことを止める理由はありません。慣れていく自分、ダレていく自分もまた研究の対象であり、「どうすればダレずにやり続けられるか?」そのための新しい技は自分を変え、また他の人の役に立てるかもしれません。


そんなダラけた自分にムチ打つかたちで始まりました。2015年もどうぞよろしくお願いいたします。

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