明日も精神科医

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なにも出さない勇気

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初めて病院を訪れる患者さんは、なんらかの問題を抱えています。趣味や娯楽や暇つぶしに来る人は多分おらず、誰もができたら訪れたくなかったという思いを抱えながらやってきてくれているはずです。そして医者はその問題に対して何らかの解決策を提示できるよう、毎日頭をひねり続けています。「せっかく来てくれたんだから、なにか持って帰ってもらいたい」こんな田舎の親戚のような心理が、初診外来ではときどき働きます。例えば...

私を支えるプライド

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プライドとは厄介なものです。えらそうな人はよく「もっとプライドを持て」とか「そんなプライドは捨てろ」と言ってきます。そのくせ「あの人はプライドが高い」「あの人はプライドが低い」という評価に込められているのは、称賛ではなくたいてい悪口です。持てばいいのか捨てればいいのか、高ければいいのか低ければいいのか、いったい人は人に何を期待しているのでしょうか?プライドは人に生きる力を与えます。辛い状況に陥った...

時間との戦い

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人間焦るとろくなことがありません。思考の幅は狭まり、手もとはおぼつかなくなり、苛立ちは募り、些細なことで感情的になり、その結果、重大なミスを引き起こします。落ち着いてから「あっ―――――!」と顔面蒼白になることも、何度あったかわかりません。医師の仕事全般がスピードを要求されることが多い中で、精神科医の仕事は比較的ゆっくりとしていますが、外来診療は常に焦りをともなうものの一つです。狭い診察室の中で、日々...

医者になる

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仕事、行きたくないですね。世の労働者の大半がそうであるように、私も毎日仕事に行きたくなくて仕方がありません。毎晩寝る前には「死にたい」と思っていますし、朝には「なにかのはずみでみんな元気になって退院してないかな」とささやかな祈りをこめて起床しています。それでも死ぬわけにもいかなければ奇跡も起きないので、重い足取りでペダルをこいで職場に向かうのですが、ロッカーを開けて白衣を着たあたりからなにかのスイ...

ゼッタイにダメなもの。

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ドラえもんに「ヘソリンガスでしあわせに」という話があります。ある日いつもどおり先生に叱られ、しずかちゃんは出木杉とばかり仲良くし、野球をすれば失敗してジャイアンとスネ夫に袋叩きに、家に帰れば0点が見つかってママに怒鳴られ、グッタリしたのび太がドラえもんにすがります。なんとかしてあげようとポケットに手を入れるドラえもんですが、今回は「いや、なんでもない」と一旦渋ります。思わせぶりなことをされたのび太...

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