明日も精神科医

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根性論

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「それで良くなってくれれば、私の仕事もずいぶん楽なんですけどね…」昨日の診療中に、つい口をついて出てしまった言葉です。うつ病の患者さんの家族とお話をしていたときに、「結局は気持ちの問題でしょう?本人が気合い入れてくれたらすぐに退院できるんじゃないですか?」と言われ、なんとなくガックリした私は、こう返してしまいました。確かに気合が入れば良くなるのかもしれません。けれどその気合いを入れることができない...

精神科医に憧れて

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黄熱病の研究で知られる野口英世は、幼い頃に火傷でくっついてしまった指を手術で治したことをきっかけに、医学の道に進んだと言われています。真偽のほどはともかく、立派な話です。例えばある学生が一生懸命やっていたスポーツを通してスポーツ医学に触れ、そこから医師を目指すようになった。これも素晴らしい動機であり、誰もが応援してくれることでしょう。それではある人が心の病気にかかってしまい、治療を受けていくうちに...

去る人

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精神科の外来では、日々多くの人が外来を訪れ、医師はその治療にあたっています。そして同時に多くの人が外来から去っていき、通院をやめ、治療を終了します。通院をやめる理由は様々です。病気が治った人、病院に通うのが面倒になった人、仕事が忙しい人、医師が気に入らなかった人、薬を飲みたくない人、引っ越した人、病院に通えないほど症状が悪くなった人、亡くなった人など、やむを得ないものからそうでもないものまで、人に...

逃げる

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逃げることは、命を守る行為です。災害や戦争、暴力といった立ち向かいきれない危険な状況にさらされた時、非常手段として人間は逃げるという選択を取ります。そして逃げることができるのは、身体だけではありません。人の心もまた、現実のもたらす負荷に耐えきれなくなったとき、逃げ出す道を選択することがあります。辛い記憶や感情を他の記憶ごと突然切り離してしまうことを"解離性健忘"と言い、いわゆる記憶喪失に近い状態です...

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