明日も精神科医

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「話を聞く医者」になりたくて

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「話を聞いてくれる医者がいい」はよく聞くリクエストであり「あの医者は話を聞いてくれない」はよく聞く不満です。詳細な問診と訴えの傾聴は診察のうえで大きなウエイトを占めており、特に精神科では治療としての大きな役割も果たします。患者さんとしても薬の治療より話を聞いてもらいたくて受診する人は多く、それが叶わない時に不満をおぼえるのも当然のことです。私も自分が患者だったら話を聞いてくれる先生のほうが好きです...

脳のメモリー

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森田療法、内観療法、マインドフルネスなど様々な精神療法の源流であり、どうにも湧き出て止まることを知らない自分自身の煩悩と向き合いたいという思いもあったことから、先日1週間ほど臨済宗のお寺に禅の修行にいってきました。厳しい作法や座禅、作務などを通じ、食べること、人と接すること、身の回りを整えることなど、生きることそのものを見直すきっかけができてとても貴重な体験でした。わけもわからずバタバタしている人...

情報が抜きとられ、発信される病

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「誰かが自分に命令してくる」「人からずっと見られている気がする」「自分の考えが勝手に人に伝わる」「自分の考えが他人に抜き取られてしまう」といった話を聞いたとき、統合失調症の診断名を即座に思い浮かべます。これらの訴えは命令性の幻聴、注察妄想、思考伝播、思考奪取など古くから教科書でも名前がつけられ、統合失調症の典型的な症状とされています。感覚を統合する機能の異常、自分と他人を区別する自我境界の崩壊、人...

ノーのない選択肢

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ある有名な会社のパソコンのOSを使っているのですが、何ヶ月か前から起動するたびに執拗にアップグレードを勧めてきます。あるときは画面右下にニュッと控えめに現れ、あるときは眼前に両手を広げて立ちはだかるようにドーンと全画面で思い切りよく、文言も「アップグレードしませんか?」のような抑えたものではなく「百万人がアップグレードを予約しています」から「全世界で一億人が既に予約しています」とアップグレード(?)さ...

断続

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先日行った認知症の講演会で聞いた話ですが「外来の患者さんに『朝の連続ドラマを見ていますか?』と聞いた時に『昔のはおもしろかったけど、最近のはつまらないから見てない』と答えたら、記憶障害の可能性あり」だそうです。15分のドラマを楽しむためには必ず昨日の話を記憶していなければならず、それができなくなると毎回この人が何者で何の話をしているのかさっぱりわからないのでおもしろくなくなるそうです。認知症の人でも...

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